こんにちは
ナチュラルボディーケアサロンのHARPです。
オーガニックコスメに配合されている原料は伝統的に薬効の高い植物として古来より伝えられてきたもの
も多くあります。
今回の植物図鑑に登場するのはフランキンセンスです。
フランキンセンスって聞いたことありますか?
私はフランキンセンスと聞くと季節の代わり目の喘息が思い浮かびます。
今はすっかり大きく育ちましたが、子供が小さいころはよく季節の代わりめに喘鳴がでやすかったのでフランキンセンスの
アロマオイルをベースオイルに一滴たらして背中のマッサージをしていました。
特に喘息の発作は夜中から夜明けに起こることがおおかったので、夜寝る前にアロマオイルをつかった
マッサージをすることで朝までぐっすりと眠りやすくなることが多かったのです。
アロマオイルは単品でベースオイルに混ぜるのが一番シンプルな使い方ですが、
数種類混ぜて使うことで精油の揮発時間の時差で長く香を楽しむこともできます。
アロマオイルは体温で温められて香が揮発して呼吸のときに香を吸い込むことで気持ちが落ち着くなど
深いリラックス効果が期待できます。
そんなことをフランキンセンスと聞くと思い出します。
さまざまなフランキンセンスのアロマオイルは手軽に手にすることができますが、
香の質というのはメーカーさんによってかなり異なりますので、実際に香をかいでみて確認してみてください。
よく目にするメーカーさんのものでも、年によって採取される状態などによって香に変動があるようです。
フランキンセンスというのはどのような植物なのでしょうか
カンラン科ボスウェリア属の木
樹脂として採取
精油というと花びらを集めて抽出というイメージが多いとおもいますが、フランキンセンスは樹脂なのです。
フランキンセンスの木をみてみよう
フランキンセンスの幼木をみてみましょう。
この木を育てている人は、原産国とは違う気候の国で育てているようです。
とても不思議な様子なのでどれだけみていても飽きないなあという言葉が聞こえてきます。
確かにぺりぺりと木の皮が取れてしまうところなんかはおもしろいですね、脱皮しているようにもみえます
先ほどの動画では幼木を近くから観察するような目線でみることができましたが、花がどのようなも
みることができませんでした。
こちらのボズウェリアの種類でも少し違う種類の木の花がみられる動画を
みてみましょう。
こちらのボズウェリアは ボズウェリア ナナといってイエメンのスコトラ島原産
の種類になります。ボズウェリアナナの花が咲くのはだいたい2年目からということですが、こちらの
映像の木は3年目か4年目の木です。もともとボズウェリアの木は自分で受粉をすることができるのですが、
この木一本しか花の咲いたものがないので、受粉のお手伝いをしている様子です。
フランキンセンスは香の材料のときには『フランキンセンス』といわれますが、木のなまえ”ボズウェリア ”といわれたり ”ボスウェリア”
と表現したりすることが多いようです。採取されたフランキンセンスを樹脂の形にして出荷するときは
『オリバヌム』と表記されたり。
そしてさらに、フランキンセンスの木というのは何種類もあるので、産地の土の状態によっても
得られる香のタイプが異なります。フランキンセンスを購入するときに、表記をよく見ると種類まで
明記されているものがありますので、見てみて香の違いを比べてみるのも面白いですね。
よく見かけるのは「カルテッリ」というものです。「フレレアナ」というのはソマリアに固有の種類で
カルテッリ種よりも華やかな香に特徴があります。「サクラ」Sacra 種はオマーン製のものなどがあり、香に
奥深さがある高貴な香ともたとえられています。
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